健康経営や健康寿命延伸メソッドが出来上がるまで

私は元々プロのアスリートでした。

その後もトップアスリートの指導のみを数年行っていて、競技レベルが高い選手を作り上げることが、指導者として目指すべき道だと思っていました。

 

しかしその後、指導していた選手と離れ「無職」となった私は一般の方への指導せざるを得ない状況になりました。会社員、経営者、芸能人、学生などに向けた趣味で行なっているランニング、トライアスロンなどのパーソナル指導です。それぞれの自己ベスト更新などに向けてでした。

 

私はそれまでの経験を活かし、15年以上それらの指導をしてきましたが、ある疑問を常に抱えることになります。それは「一般の方々がマラソンやトライアスロンで速く走れるようになることがどれほど大事なのか。そしてそのことで失うものもあるのでは」。

パーソナル指導なのでお客様の要望に合わせて指導を行なっていますが、そのことが本当にその方のためになっていない場合が多いことに気付くのです。

マラソンやトライアスロンに夢中になり過ぎて、怪我をしたり、仕事が疎かになったり、家庭不和になったりと。運動をすることで得ようとしていたはずの「様々な健康」を害している方を多くみてきました。結果としてこのような方々は長くは続かず辞めていく場合が多いのです。

 

逆に上手に運動を継続できている方は、もちろん健康を害することはありませんし、どんどん健康になっていきました。そしてその方々に共通していることは「無理せずちょっとした運動を継続している」ということです。仕事が急に忙しくなったり、家庭でいろいろな問題が起こったりして満足のいくトレーニングができない状態になっても「運動をゼロにしない心がけ」をしています。夢中になりやすい方ほどゼロになりやすい傾向があります。

 

これまでのパーソナル指導から「ちょっとした運動」を研究してきた結果、それが「姿勢・柔軟・歩行」の重要性だとわかりました。そしてトップアスリートではない限り、マラソンやトライアスロンで好結果を出すことも大事ですが、それ以上に大事な健康のために運動は取り組むべきだと、指導理念が大きく変わってきました。

 

この運動に取り組む姿勢は、仕事の仕方や人間性に大きく表れますので、より多くの方にその方法を指導していきたく思います。